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https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/56.html
オフィスビルの1フロアに構えているコワーキングスペース。 一角のテーブル席では男女二人組が仕事をしていた。テーブルにはカメラやメモ、ノートパソコンといったものが置かれている。 彼らは所謂、ノワドワーカー。特定の職場を持たず、移動しながら仕事をしている職業の類だ。 「こんなところですかね。 「編集長(マスター)、コーヒーここに置いておきますね。」 「ええ、ありがとうございます。与太郎君。」 ノートパソコンを使って作業をしている女性は、高速なペースで進めていると、容易い調子で作業を終えた。 助手と思しき男性は、編集長と呼ぶ女性の傍に紙コップのコーヒーを置くと 女性はコーヒーを手に取って飲み、そのまま軽めの一服状態に入る。 ノートパソコンの画面には「文々。新聞」なるサイトのニュース記事が表示されている。 見出しは「怪奇!魅惑の古道具店に潜む首無し兵士と怪物狼」と付けられ、 内容は「『アヴェンジャー』というクラスのサーヴァント」、「真名『ヘシアン・ロボ』とその詳細」といった情報、 そしてその証明に「全長3mはある巨狼と跨がる首無し兵士」と「アンティークショップ・美紗里」の写真が載っていた。 男性が編集長と呼ぶ女性の名前は「射命丸文」。この世界の聖杯戦争で召喚されたマスターだ。 元々いた世界である「幻想郷」では、「文々。新聞」なる新聞を発行する新聞記者として活動しているわけだが、 今は世間のニーズに定着してニュースサイトという形式で取り扱っている。 一方、与太郎と渾名で呼ぶ男性の方はというと、表向き「鈴木凡人」という名で勤めている助手。 正式な名は「天王寺瑚太朗」。聖杯戦争でアサシンとして召喚されたサーヴァントである。 ネットが普及した現代社会の出身だけあるので、「文々。新聞」運営諸々や取材に必要な諜報の仕事といった雑用を担当している。 なお、彼らが現在発信している「文々。新聞」。それは「聖杯戦争特集」をメインにしているものである。 表向きは都市の「裏」で起きた怪事件や起きている実態などを取り上げている、風変わりなニュースサイトだが、 その実態は、聖杯戦争に関する状況や情報などを他陣営に向けて広く発信するためにある。 これは中立的な立ち位置から他所を煽ることで戦争を激化させ、陣営を減らそうという魂胆。 正統な戦い方とはおおよそ言えるものではないが、それが非好戦的な報道記者として射命丸なりの戦い方であり、 生前から二つの勢力に潜伏して相打ちを謀ることで成し遂げたアサシンなりの戦い方でもあるのだ。 「……しかし、早いですね。」 「私とて伊達に長年記者をやっているわけじゃありませんからね。」 「それでもネットは初めてでしょう?」 「これも長年の経験というものですよ。」 射命丸の軽口ともいえるセリフに、アサシンも軽く愛想笑いを取って流す。 「幻想郷」にはネット環境などなく、ましてやニュースサイトの制作・運営など先日始めたばかりのことである。 だが、数日程度で物にするほどに順応していた。 それは頭脳明晰ともいえる射命丸の知性と適応性によるものであり、当人の言う年の功が成せる技なのだろう。 「さて、休んでいる暇はありませんよ。与太郎君。次の取材が我々を待っているわけですから。」 「取材は足からってヤツなんでしょう?」 「そういうことです。それでは先に参りますからね。」 射命丸は紙コップを捨て、テーブルからカメラやメモなどを自身の鞄に仕舞い込んで鞄を肩にかけると、早々とした足取りで部屋から出て行った。 テーブル席にはアサシンとノートパソコンの類がポツンと残されている。 「次はどこを狙いに行くのかね……。」 マスターに呆れ、やれやれといった拍子にアサシンは肩をすくめる。 なお、彼女の「先に参る」という意味は「待ってやる」という文字はなく、大抵は現場合流から始まる。 ノートパソコンを落として仕舞い込んで部屋を出ると、人気のない場所で霊体化し、先行くマスターの後に続くことにした。 【クラス】 アサシン 【真名】 天王寺瑚太朗@Rewrite 【出典】 Rewrite 【性別】 男性 【ステータス】 筋力C 耐久C 敏捷C+ 魔力C+ 幸運C 宝具C+ 【属性】 中立・悪 【クラス別能力】 気配遮断:C アサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは落ちる。 【保有スキル】 諜報:A 気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。アサシンの場合、大抵は無害な石ころなどと勘違いさせる。 ただし直接的な攻撃に出た瞬間、このスキルは効果を失う。 啓示:B "天からの声"を聞き、最適な行動をとる。魂が持つスキル。 『直感』は戦闘における第六感だが、啓示は目標の達成に関する事象全て(例えば旅の途中で最適の道を選ぶ)に適応する。 だが根拠がない(と本人には思える)ため、他者にうまく説明できない。 反骨の相(現):B 一つの場所に留まらず、また一つの主君を抱かぬ気性。 自らは王の器ではなく、自らの王を見つける事ができない流浪の星。 神話や乱世という環境が発生した自由意志ではなく、腐敗した現代社会が生み落とすありふれた孤独心。 同ランクまでのカリスマを無効化する他、社会に適応するための処世術を併せ持つ。 魔物使い:C+ 生命力を糧として動く仮初の生命「魔物」を使役する契約者。 魔物は忠実に従う生命であるが、限られた範囲内までしか操れない。 アサシンが使用できるものは戦力源としては期待出来るものではなく、偵察用の小魔物である「リーフバード」などが扱える程度。 【宝具】 『灰星に誓う書換の詩(フィロソフィーズ・リライト)』 ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 生命の力(魔力)を使うことによって自身を望むべき状態に書き換える能力。計12回に相当する変革が可能。 書き換えた状態は元に戻すことはできず、また本来使用毎に命を削るものである上に、 使い方を誤れば精神の崩壊や肉体の異形化も招くこともあり、使用者であるアサシンでも完全なコントロールはできない。 また後半になるほど体の節々が樹木態に変容していき、12回目で霊核は崩壊する。 『蒼き篝火(アウロラリボン)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1~10人 アサシンの身体から発生する、虹色めいた輝きを放つオーロラ状のエネルギー。 元より有していた超人の能力「血液操作」が、生前の度重なる書き換えを経て発展した獲得形質なるもの。 刃物であり、蔓であるものが、関節をいくつも挟みながら何本も生え出た形状となっている。 アサシンの意思や認識によって様々な形状や性質が変化することができ、三枚刃の鉤爪のものになれば、剣や槍といった武器として展開できる。 応用として半自動的に攻撃する獣とすることや、肉体部位の代替や肉体の接合、液状態のオーロラを空中に放出し、 その状態硬化させることで複数の対象を攻撃法などもある。 『良い記憶へと繋ぐ人の灯(レイディアンス)』 ランク:EX(E相当) 種別:対人・対世宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 生き残った人類に向け、秘匿された技術を公開したことにより、未来を切り拓く力と意志を広めた逸話が昇華された宝具。 アサシンもしくは関係者が世の中に向けて発信し、それが受け入れる形で他者に伝達することによって発動する。 「未来を切り拓こうとする意志」を持つ者にほど「星の開拓者」に相当する効力が獲得させる性質を持つ。 ターニングポイントになった英雄ではないため、擬似的なものであり、短期間しか獲られない。 なお、この対象範囲はアサシン自身を除けば、他陣営のマスターやサーヴァント達といった全ての人に同様に適応可能。 宝具の性質上、「ネット上で公開される文書・資料ファイル」となるため、 必然的に通じるネットワーク環境がなければこの宝具は使えない。 一方で一度アサシンが魔力消費してしまえば、アサシンが既に退場していたとしても電子上に残り続ける。 【weapon】 「軍用マシンピストル」 可能な限りコンパクトに納められた小火器。 メイン武器ではなく、サブ武器として用いられる。 「魔物用吹き矢」 低級の魔物の類を狩るための代物。 耐性のないサーヴァントにも効くかもしれない。 「ナイフ」 汎用的に使われる山狩り用のマシェットナイフ。 「製図用円筒」 3羽ほどのリーフバードが収納された筒入れ。 【人物背景】 星の命が枯渇していき、やがて人類も存続できなくなるという運命にあった地球世界。 その世界で少女に良い記憶を見せるために暗躍し続け、身を捧げることとした青年。 表舞台に出ることは決してない一介の若者であったが、過酷な環境変動によって人類滅亡の危機に迎えることになった後世に 彼の遺志と希望が影響を与え、やがて先駆者である彼は「篝火を掲げし者」として英雄視される様になったとされる。 根は優しい青年であるが、人付き合いが不器用なひねくれもの。 時に嘘や方便もつき、人や状況に合わせる様に生きているが、腹を割った関係になれないために居場所ができず、 結果として自身に向けられた情や期待に応えることが出来ないまま、裏切ることになってしまう孤独な人物。 リスクを恐れて停滞していた経験から、目的のためには手段を選ばない者となっていき、 かつては味方であった人物さえも徹底的に暗殺・謀殺する冷徹で非情な面を持っている。 思春期には上手くいかないことばかりの現実に振り回されて生きていた中で恩師「江坂宗源」と出会い、 スカウトを通じて超人を主体として人類の存続を掲げる一大勢力「ガーディアン」に属することになった。 その中で最重要機密であった「鍵」を見逃したことに裏切りという罪悪感を感じ、 自罰の念と現実逃避から、一時期は海外の民間軍事部門に属する兵士として活動していた。 その中でガーディアンの非人道的・自分本位な実態を知り、さらに喪失することとなった戦友「ルイス」から 人生を停滞していることに気付かされたことで、現実と向き合うことを決意。 戦争の中で命を救った子供達を中心として超人・魔物使いの子供を保護する組織を立ち上げ、後に秘匿された技術の公開に繋がっていく。 帰国後、星の化身「鍵」に導かれる様に選出させられたことから鍵という少女に惹かれていく。 命の枯渇の復活として星を「良い記憶(開拓精神といった人類の前向きな意志)」を満たすために 力を浪費し続ける二つの組織とそれによる人類の対立を終わらせるべく奔走していった。 カーディアンと地球を二分して対立するもう一つの勢力「ガイア」にも潜入し、両勢力を同士討ちさせて戦力を削ぐために暗躍。 その過程において分かり合えた者、好ましいと感じた者を全てを裏切り、全てを犠牲して、 やがて両勢力のトップの死亡によりカーディアンとガイアの実質的な壊滅させた。 全ては「鍵」のため、希望を残す様に動いていたが、後少しの所で滅びが始まってしまい、 最後は止められない滅びへと動きだす彼女を止めるべく、望まれるままに手をかけることとなった。 運命を成し遂げると、鍵と融合して一本の樹木となり、深い眠りについたのであった。 【サーヴァントとしての願い】 特になし。強いていうなら、目的の為に親しい者や小さい子供を犠牲にするのは勘弁願いたいものである。 【方針】 マスターの助手として従事する。 潜伏による情報収集や電子機器の扱いといった補助が主に仕事。 【把握作品】 ゲーム「Rewrite」(Terraルート)およびアニメ「Rewrite 2nd Season」(4話以降)をご参照ください。 【マスター】 射命丸文@東方project 【出典】 東方project 【性別】 女性 【能力・技能】 「鴉天狗」 神格化した高等な妖怪の出身。 射命丸は1000年以上も生きているほど妖怪に当たる。 天狗という速さに秀でた種族の中でも、鴉天狗はより高速な種に当たり「幻想郷最速」とも評されるほど。 その一方で、天狗の特性として普段から手を抜いていて決して力を見せびらかせようとはしない。 また、妖怪の基本能力として飛行能力などを持つ。 「風を操る程度の能力」 自在に風を操る事が出来る力。風に乗って飛行速度を高め、風の声を聴いて周辺の状況や噂を知覚し、自在に風を引き起こす。 風を操る精度はその辺のものを何でも吹き飛ばす台風から、岩をも削り取る竜巻まで巧みに。 【weapon】 「ペン・メモ帳・カメラなど」 記者活動で使われる道具一式。 ペンは剣より強しという様に記者にとってこれが武器である。 「葉団扇」 風を起こす事ができる天狗の団扇。 彼女の持つ「風を操る程度の能力」と相乗的な効果を発揮する。 「弾幕」 幻想郷の出身なら基本的な戦術・戦法。 多くは自身の魔力やそれに類する力で飛び道具を形成し、発射する。 【人物背景】 幻想郷という世界で、新聞記者をしている妖怪。二つ名は「伝統の幻想ブン屋」。 若々しい見た目とは裏腹、1000年以上も生きているほど長寿で、幻想郷という枠が成立する前から地に住み着いているらしい。 基本的には真面目で融通が利かない性格。 当人はあくまで非好戦的であるが、意図せず高圧的になる節も見られ、喧嘩を売って歩くタイプ。 天狗の性に漏れず、強い者には礼儀正しく、弱い者には強気に出る人物。 取材では相手に礼儀正しく振る舞おうとするが、取材の邪魔をすると態度が変わることもある。 また頭脳明晰な面もあり、思考能力は非常に高い様で、人の何倍ものスピードで考えを巡らせるという。 故に考えを予想する事は困難であり、さらに彼女自身も表面上は相手のレベルに合わせてくるので、飄々としてどこか読みにくい。 新聞記者をしているのは鴉天狗自体がゴシップ好きな種族であるが故。 取材活動自体は「撮影対象をおちょくりに行っているようなもの」らしく、 記事の内容は偏っており、またパパラッチ色が強く、捏造や自演、デタラメも多々含まれているという。 とはいえ、彼女なりのジャーナリズムとして「事実のみを記事にし、裏の取れない情報は新聞記事にしない」という信条はあり、 「清く正しい射命丸」と自称している。 【マスターとしての願い】 最終的に自分が生き残ること。それは別として今回の聖杯戦争を取材していく。 【方針】 記者として聖杯戦争間における情報を取材し、それをニュースを通じてマスターなどに発信していく。 戦闘はあまり仕掛ける気はないが、仕掛けられたら振り払う所存。 最終目的は脱出であるが、基本的姿勢は中立を貫く。 【ロール】 フリーのジャーナリスト 【把握作品】 「東方projectシリーズ」をご参照ください。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/96.html
日付も変わった深夜。 巡回中の警察官二人は、新都で不審な少女を発見した。 着ているのは赤いジャージのみで、コートなど防寒具らしき物は身につけていない。 背中を曲げて、身体を揺らしながらぎこちなく歩く姿を見て、彼らは何か事件か、と少女のもとに急いだ。 彼らが近づいて声を掛けた時、少女がゆっくり振り向いた。 少女の顔を直視し、若い方の警察官が目を瞠りうっと呻く。 中年の警察官も、背骨に走る冷たいものを抑えきれない。 酔漢やチンピラとは比較にならない程、少女の姿は異常だった。 「はぁあぁあ…」 血が流れている。 怪我をしているのか?いや、目立った外傷はない。 少女は満面の笑みを浮かべている。ただ、細めた両目から赤い液体がとめどなく流れ続けているのだ。 青っぽく変色した肌からは生気を感じない。 ――動く死体。 二人はほぼ同時に、そんな印象を抱いた。 「ふふふふふ…」 笑顔の少女が硬直した二人に迫る。 少女の手より、中年の警官に気力が戻る方が早かった。 事情は不明だが意思疎通が取れそうにない。一旦、取り押さえるべきだろう。 中年警官が足を一歩踏み出し、細い腕を難なく締め上げた。乾いた靴音を合図に、若い警官も先輩の応援に入る。 ――笛の音が何処からか聞こえた。 ☆ 赤いジャージの少女が男に手を引かれて歩いている。二人の警察官は姿を消していた。 「簡単なドア程度は開けられるんだねぇ、マスター?探したよぉ~」 男は色とりどりの布で作った衣装に身を包んでいる。一見すると道化師のようだが、顔に化粧などはしていない。 金髪碧眼の白人であり、顔に目立った特徴はない。人形のように整っているとも言えるが、雰囲気は地味だ。 一度見たら忘れらない派手な格好をしているくせに、いざ気配を消して背後に立つと、熟練であっても全く気付けない。 警官達は職業意識故に、男――アサシンの宝具によってこの世から姿を消す事となった。 アサシンは寓話であり、疫病であり、事故であり、異常者であり、植民請負人であった。 正確に彼を記した物は残っていない。ゆえに、これまで数多くの人々が彼を思い思いの形で語ってきた。 ただ、彼が笛を吹くとき、町から獣が、子供たちが、忽然と姿を消す。 その点だけはあらゆる説に共通していた。今は「人さらいの怪人」の部分のみ、サーヴァントとして現界している。 アサシンの枠に嵌められた今も、正確な過去はわからない。 「ふふふふ……」 「私がサーヴァントってのは、理解したみたいだけどねぇ」 初めて対面した時は、さしものアサシンも呆気にとられた。 全く会話が通じない異形のマスター。しかも他人に遭遇すると遮二無二襲い掛かる。 令呪の縛りを考慮に入れずに済みそうなのはいいが、組む相手としては絶望的だ。どこか安全に収容しておける場所はないかしら?目下の達成要件はそれだった。 こうして脱走した所を見るに、多少の知性はあるらしく、これまでの隠し場所はもう使えないだろう。今夜中に明日いっぱいくらいを凌げる拠点は見つけておきたい。 現在のマスターが食事や排泄をほとんど必要としないのは、既に理解している。 彼女を厳重に隠してさえおければ、懸念の殆どが解消される。パスによる供給は滞りなく、もし魔力が足りなくなっても宝具で回収できる。 実体化して街中歩き回るのは高いリスクを伴うが、このマスターを自由にさせておくメリットは万に一つもない。 「んふ♪」 どんな願いでも叶うなら、己の正体を教えてもらおう。 手に入らないならそれでも結構。自分は永遠であり、チャンスは無限にある。 今はただ、現世に舞い戻った幸運を噛みしめよう。 「必ず勝ち残るからね!待っててね、マスター!」 少女――知子の笑みが少しだけ深くなった…気がアサシンにはした。 【クラス】アサシン 【真名】ハーメルンの笛吹き男 【出典】史実、グリム童話 【性別】男 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力A+ 幸運B 宝具B+ 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 仕切り直し:A 戦闘から離脱する能力。 どんな状況でも戦況をターンの初期状態に戻す事が可能。 相手がAランク以上の追撃能力を有さない限り逃走は判定なしで成功する。 精神異常:A 精神を病んでいる。 自身の損得や感情を重んじ、他者の感情や立場を軽視する。 精神的なスーパーアーマー能力。 正体秘匿:A+ マスター以外の人間からパーソナルデータを閲覧される事を防ぐ。 ただしアサシンの真名を知った者、A+ランク以上の真名看破スキルの持ち主に対しては効果を発揮しない。 【宝具】 『男は笛を吹きました(ザ・パイドパイパー)』 ランク:B+ 種別:対聴衆宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:130人 アサシンは手にした笛を吹くことで特殊な音を発生させ、旋律を耳にした生物を操る事が出来る。 人獣問わず、笛の音を聞いた生物はアサシンに導かれるままになる。索敵を命じられればアサシンが指定した条件で探索を行い、死を命じられればその場で死ぬ。 魔術防御や物理抵抗で防ぐことは出来ず、Bランク以上の精神耐性によってのみ無効化できる。 ただし、対象が聴覚や視覚に障害を持っている場合は無条件で無効化される。 彼は伝承において100名以上の子供を連れ去ったとされるが、具体的にどうしたのかは語られていない。 サーヴァントとなったアサシンは人間を洗脳した際、自由に行動を指示できるほか、痕跡一つ残さずにこの世から消失させる事が可能。 対象を消失させた場合、アサシンの保有魔力が魂喰い以上の効率で回復される。 また、アサシンは演奏中に限り、気配遮断のランクを落とすことなく行動することが出来る。 【weapon】 「無銘 笛」 宝具の鍵となる笛。 種類は一定せず、召喚主によって変化する。 今回はフルートの形状をとっている。 【人物背景】 1284年、ハーメルンの町では鼠が大繁殖し、人々を困らせていました。 ある日、町に男がやってきて報酬と引き換えに鼠を退治してあげましょう、と言いました。 男が手にしていた笛を吹き始めると、町中の鼠が現れて、男の周りに集まりました。 そのまま男は川まで歩いて行き、鼠たちを溺死させました。 しかし、町の人々は約束を破り、男に報酬を支払いませんでした。 腹を立てた男は6月26日に再び町を訪れ、笛を吹き鳴らし始めました。 すると街中の子供たちが笛吹き男について行き、彼らは二度と帰ってきませんでしたとさ。 【聖杯にかける願い】 もし手に入ったら、己の正体を知る。 【マスター名】前田知子 【出典】SIREN 【性別】女 【Weapon】 なし。 【能力・技能】 「半屍人」 一定量以上の赤い水と血液を入れ替えた人間。 知能の低下と引き換えに、高い再生力を得ている。 またその目には神秘に満ちた世界が映し出されており、一人でも多くの常人とこの光景を分かち合おうとする。 【人物背景】 両親に溺愛されて育った少女。 羽生蛇村立中学校2年1組に在籍。 両親が日記を勝手に見たことに腹を立てた彼女は家出、丁度その時に怪異に巻き込まれてしまう。 異界と化した村を抜け、教会で両親と再会した彼女は中に入れてくれる様に頼むが、二人は知子の姿を見ても怯えたきり動こうとしない。 知子は何かを察したのか、肩を落として教会を後にした。 第2日/6時32分56秒~のムービー終了後から参戦。 【聖杯にかける願い】 両親と仲直りする。
https://w.atwiki.jp/afkarenakouryaku/pages/30.html
アサシンの英雄一覧 セレスチアル アタリア/ジャスティスブレード カタストロフ ザラス/クロノメア ルクレティア/憎悪の魔女 ブライト王国 セイン/隻腕の剣聖 セシリア/粛清の修女 オスカー/隠刃の執事 ヴェルディア連盟 キャット/キラーファントム ラーク/森の小腕白 グレイヴボーン ナーラ/ネザーリッパー グリード/グレイヴウォーカー ボイドビジター エツィオ・アウディトーレ/フィレンツェの鷹 プリンス・オブ・ペルシャ/砂の武者
https://w.atwiki.jp/assassin2/pages/15.html
※返信する時は頭にあるポッチをクリックしてから書き込むボタンを押して下さい 名前 XBOX ONEの360互換モードにて、アンロックしたアルタイルの防具を装備していると、特定の街(トスカーナ、ヴェネツィア等)に行った時に限ってエツィオの胴体部分が透明になる。遊べないことはないが、あまりにも不気味なので、やむなくミサグリア家の防具で我慢せざるを得ない - 名無しさん (2020-03-07 16 21 29) XBOX ONEの360互換モードでプレイすると、ヴェネツィアで、いくらビューポイントを取ってもマップの霧が晴れない状態に陥ることがある(マップ上のアイコンは表示される)。海外のUBIソフトのコミュニティで1年ほど前から話題になってるが今なお修正されず。 - 名無しさん (2020-03-07 15 53 42) 最期のアサシンの印章を取得後、DNAシーケンスからアサシンの墓所をリプレイしてから聖域に向かうと、印章を納めていないにも関わらずムービーが挿入され、アサシンの防具が手に入る。こうなってしまうと、アサシンの防具は手に入っているのに、最後の印章が永久に収められなくなってしまう。 - 名無しさん 2015-02-21 20 32 40 暗殺ミッション中、ミニマップ上でターゲットのマーカーが増殖する場合がある。 - 名無しさん 2014-05-01 03 30 26 シークエンス3ですね当てと短剣買った後にリセットすると、店では購入済みとなっているが所持していない状態になって先に進めなくなった - 名無しさん 2013-01-27 03 10 47 シーン9メモリ7「ズルは許されない」で、最後の対戦相手を倒したのち、B長押しの「さぐる」をしている途中にシンクロが終わると、さぐり具合のゲージが残る。他の似た状況でも起こりそう。 - 名無しさん 2012-09-28 22 14 04 ロレンツォ・メディチの暗殺未遂時、ロレンツォの息子?が表示されず、敵が何も無いところにナイフを突き刺しまくるというシュールな映像になった。 - 名無しさん 2012-09-28 20 06 01 建物に密着してる箱の上で攻撃を受けたら、背中が建物に引っかかりよろめくアクションがループ。リセットを余儀なくされた - 名無しさん 2012-09-18 16 04 58 ヴィラの小型武器ラック閲覧時にBで出ようとすると何故か地下室の像をじっくり眺める状態になってしまい、再起動以外では抜けられなくなる。 - 名無しさん 2012-09-18 15 58 53 街中で騒ぎを起こすと想像を絶する運動能力を見せながら逃げていくオバハンがいる。 - 名無しさん 2012-08-24 16 07 01 過去の報告は こちら
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【クラス】 アサシン 【外見】 貫頭衣と太ももを大きく露出させたショートパンツ姿、頭髪は濃紺のショートボブ +霊基再臨LV1 貫頭衣と太ももを大きく露出させたショートパンツ姿、頭髪は濃紺のショートボブ。 その背中からは2本の蜘蛛の足が生えている +霊基再臨LV3 貫頭衣と太ももを大きく露出させたショートパンツ姿、頭髪は濃紺のショートボブ。両耳に赤褐色の玦状の耳飾り 両手足に金色の装飾が施された金具を装着。 背中から生える足が2本から8本、目の色が黒から赤に変わり、額には蜘蛛の複眼を連想させる赤い点が6つ現れる +最終再臨 暗い闇を背景に広がる大きな蜘蛛の巣。そこに這う様な姿勢で顔だけを上げてこちらに凄惨な笑顔を浮かべる都知久母 【真名】 其の伍:戦場は紅に染まる(5)クリアで開放 +... 都知久母 【性別】 女性 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力C 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具C 【クラス別スキル】 気配遮断:B 自身のスター発生率をアップ 【固有スキル】 無辜の怪物:C クリティカルスターを得る(3ターン)&自身にターゲット集中(1ターン) 気配感知:B 敵単体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)&敵単体の回避状態を解除 まつろわぬ民:A 自身の防御力をアップ(3ターン)&自身のスター発生率をアップ(3ターン)&自身のクリティカル威力をアップ(3ターン) 【宝具】 『????・??????(*****クリアで解放)』 ランク:C 種別:対軍宝具 種類:Quick 敵単体に強力な攻撃 敵単体のクリティカル発生率をダウン&自身に回避付与(1ターン) 【マテリアル】 我らを滅ぼした事は赦そう。弱肉強食は世の常だ。 赦せないのは人である自身が化け物だとされた事。 化け物へと貶められたこの身の恨み、容易く晴れると思わぬ事だ。 +絆LV1で開放 身長/体重:153cm・49kg 出典:『土蜘蛛草子』『日本書記』『常陸国風土記』 地域:日本 属性:混沌・悪 性別:女 +絆LV2で開放 まつろわぬ民の頭領の名称として多用される土蜘蛛。その内の一人。 現在の茨城県にあたる常陸の国にて朝廷と争った部族の長として彼女の名は常陸国風土記に記されている。 刹那的な快楽主義者で好戦的な女性。 +絆LV3で開放 彼女らは朝廷に反逆した民というだけで何の変哲もない人間であった。 だが時代が進み、ある武士に退治された存在として土蜘蛛の名が挙げられて以降、彼女らにつけられた"土蜘蛛"という呼称はまつろわぬ民を差す物からおぞましい妖怪を差す物へと意味合いを変えていった。 その結果、座における彼女らにも無辜の怪物のスキルという形で魔性の特性が付与される結果になってしまい、蜘蛛の足や蜘蛛糸の射出といった妖怪由来の能力を得ている。 なお、この土蜘蛛という存在を世に知らしめた武士こそが、源氏の誇る怪異殺し・源頼光である。 +絆LV4で開放 +絆LV5で開放 +???クリアで開放 【絆礼装】 +絆LV10で開放
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アサシンクリード 3に関する質問を行える場所です。 レディリバティに関する質問は質問掲示板(LL)へ、質問以外の雑談などは雑談掲示板へお願いします。 3、LL以外のシリーズ作品については、それぞれのwikiでお願いします。 過去ログはこちら。これ以前のログは、過去ログ倉庫でご覧ください。 ハロルド・リングはボストンのどこにいるんですか?全く見つかりません。 - 名無しさん 2014-04-23 02 04 57 マルチプレイのプロフィール欄にあるACレガシーはどうすれば適用されるのでしょうか? - 名無しさん 2015-03-12 17 33 42 ホーム西にあるペグ・レッグのお宝はどの様に取るのでしょうか? - 名無しさん 2015-03-28 10 50 49 3つめの電源の行き方が分かりません。 - 初心者 2015-06-27 04 46 44 ピボットの配置が変わることはあるのでしょうか? 入れない場所にピボットがあって取れません… - 名無しさん 2015-10-26 21 42 36 立ち聞きのところで、まったく動かない状態でになる・・ ゲーム進行できないまま・・・ - 名無しさん 2016-02-29 19 35 42 ハロルド - 名無しさん 2017-02-24 22 02 16 Sequence6 Memory1 「ジョンソンを追え」で、爆破全部終えたところで解放ミッションが開放されて、ストーリーが進みません。その数(1回の敵もミッションの数も)が多すぎて倒せないのですが、これは通常ですか?バグでしょうか?ちなみにPS3版です。 - 名無しさん (2019-05-04 17 37 17) 3つの電源ソケット - 名無しさん (2019-07-17 18 39 44) 3つの電源ソケットで石が立っている階段から登ると思いますがステンドグラスのような柱は違うのですか?you tubeではそこに着くとはめれる正解の方がいます。わたしの場合着いてもなりません。確かに北側にジュノーがいますがどのように着くのでしょうか? - 名無しさん (2019-07-17 18 46 00) ここに書いた後に正常に作動し、クリアしてしまいました - 名無しさん (2019-07-21 10 48 14) 名前
https://w.atwiki.jp/fateservant/pages/70.html
身長:160cm 体重:45kg スリーサイズ:B82/W55/H83 属性:混沌・善 性別:女性 CV:田村ゆかり レア度:SR 初期HP/最大HP:1669/10246 初期ATK/最大ATK:1600/9678 「暗殺者」のサーヴァント。微笑みを浮かべた美女。 真名はシャルロット・コルデー。ジャン=ポール・マラーを暗殺した女性で、のちに「暗殺の天使」と呼ばれた。 宝具は「我が罪は十万の人の為に(アサシナッド・アンジェ・ド)」。 パラメータ:筋力:E 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:B 宝具:C+ 保有スキル:気配遮断:C+ 儚き殺人者:A++ 毅然自若:B 可憐なる華:B++
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「…」 概要 日本の端に流れていた仮面。それが祀られ、神となったモノです。今回は仮面舞踏会の仮面がベースで、一応、ある人物の格好をしていますが、 存在的には仮面舞踏会の歴史そのものであり、様々な人格、経験を備えています。今の姿は、仮面を拾った巫女の姿をコピーしているという設定ですが、 ぶっちゃけ作者のノリの産物。褐色いいよね、褐色。多分のじゃロリ。 仮面舞踏会は娯楽である一方、要人暗殺等のいろいろな事件が起きており、匿名性が高いって怖いよね。治安敵にも昔のネットみたいにフリーダムだったろうし。 さて、本来パーントゥは五穀豊穣の神であり、体に纏った泥によって魔を払い、浄化を行うことが出来ますが、クラスがアサシンであること、そして正体が群体であることから 「悪意」を抑え一つの人格にまとめるためにそれらの能力は使えなくなっております。 性格 色々な人格が統合された結果、落ち着いたというか老成しております。 ただし、五穀豊穣の神でもあるので、それを妨げるモノには容赦しない。 下着はつけない主義。風が心地よい… 方針 基本的にはマスターに従うタイプ。 方針(聖板戦争での立ち回り方) 方針を入力してください 戦闘スタイル(強み・弱点含む) 群体ゆえの思考速度・各種技能に優れており、肉体的には強くないものの、不意打ちや情報収集の面に強い。 策を張り巡らすタイプなので、その策を強引に突破してくる相手は苦手。 パートナーについてどう思っているか その紅くそり立ったモノ――良い。 台詞の例 「…」 「ぬし、どうしても着て欲しいというのならば…、Yシャツ、とやらを所望する。大きくて、白い奴を。それで事足りるのじゃ。…下着?拒否する。」
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建原智香は魔法少女だ。 どれだけ鍛えても人間では不可能なほどの大ジャンプができるし、走る速度も時速三桁の大台に届く。 自画自賛のようになって気恥ずかしいが、見た目も普通の少女とは比べ物にならないほど可憐で完璧だ。 肌にはシミなんてあるはずなく、思春期のお悩みの代名詞であるニキビやそばかすとも一切無縁。 愛されるために生まれたような造形美――魔法少女は本当に美しく、可愛らしい。 とはいっても箒で空を駆け回ったり、派手なビームで悪と戦うなんて華やかな魔法は使えない。 中にはそういう絵になる魔法を使える魔法少女も当然いるだろうが、少なくとも彼女はそうではなかった。 魔法少女「ペチカ」の魔法は、「美味しい料理を作ることができる」魔法だ。 材料はなんでもいい。一定時間以上触れていることさえできれば、どんなものだって見違えるような美味しい料理になる。 食べればたちまち身体の奥底から元気が湧いてきて、不機嫌な人だって自然と笑顔になる。 それほどのものを作れる魔法。彼女はそれを、ごくささやかな幸せのために使っていた。 そう、ごくささやかな幸せさえあれば、ペチカはそれで幸せだった。 普段の冴えない見た目ではお近付きになど到底なれない、気になる男の子と仲良くなりたい。 ほんのそれだけ叶うならそれでいいとペチカは思っていた。 例えば魔法の力を使って料理を作り、それを売り物にしてお金儲けしようだとか、そういう発想は特になかった。 ペチカはあくまで平々凡々とした幸せを満たすために、そして日々ちょっとした人助けに勤しむ魔法少女であれればそれでよかった。けれど、世界は「それでいい」とは納得してくれなかった。 とあるビジネスホテルの一室で、ペチカは上品なベッドの上にちょこんと座り、唇を噛み締めていた。 聖杯戦争が始まれば、当然マスターであるペチカの命を狙う輩はごまんと現れる。 この街には精巧に再現されたペチカの家があって、家族もいた。 たとえ偽物だとしても、幸せに暮らしていた家族に危害を加えられるのは嫌だ。 そんな彼女のわがままをサーヴァントが聞き、彼が少しばかり非合法な手段で獲得したお金で手配したのがこのホテルだ。百万円以上のお金をオーナーへ預けているから、聖杯戦争が終わるまでは自由に出入りできると見ていい。 わがままを言ってからものの十分としない内に手配を済ませた手腕に驚かされたが、それ以上に申し訳ない思いがあった。 彼は聖杯に託したい願いがあって自分のところへ召喚されたのに、自分はこのざまだ。 何をしたいか、何をすべきなのか。死にたくはないけれど、自分に戻る場所は果たしてあるのか。 ――ペチカは、ここにいるべきでない存在だ。人間としても、魔法少女としても、彼女の物語はもう終わっている。 悩んで、戸惑って、恐れて、泣いて、そうして辿り着いた結果に喰いはない。 けれど、それにこういう形で後日談を与えられるとは夢にも思っていなかったから、こうして迷っている。 聖杯を手に入れて、あの悪夢のようなゲームで死んだ魔法少女を蘇らせる、というのも考えた。 でもそれでいいのかと考えて、また迷うことになった。 聞こえだけは綺麗だが、それではいけない気がする。……理由はうまくいえないが、とにかくそう思うのだ。 「やはり簡単に答えは出ませんか、マスター」 その時、部屋の扉が開いた。 それが誰かなんて分かりきっているのに、やはり起こっている事が事だから心臓がどきりとする。 そこに立っているのは案の定、自分のサーヴァントである黒髪の男性だった。 中性的な整った顔立ちを、ペチカは綺麗だと思う。 彼はアサシンのサーヴァントだ。真名についてははぐらかされたが、なんでも少々特殊な名前を持っているらしい。 「一人にしてしまってすみません。ここを第二の根城とする以上、多少の工作を施してきました」 そう言って彼は、何本かの不穏な導線をペチカへ見せてにこりと笑った。 何をしてきたのかは分からないが、とにかくこの人は何でもできる。 それこそホテル相手に無理な契約を速攻で取り付けてみたり、種も仕掛けもないような超人技を披露してみせたり。 魔法少女のペチカよりもずっと超人らしい超人だ。本人もそれは自負しているのか、割と不敵な物言いも目立つ。 彼は窓際に立って街を見下ろしながら、ペチカへ背を向けたまま問いかけた。 穏やかな声だった。彼には自分と違って迷いがないんだなあと、聞いた途端にペチカは理解した。 「私はね。マスターが聖杯戦争を受け入れようと拒もうと、正直なところどちらでもいい」 「え……?」 聖杯戦争についてごちゃごちゃとした認識しかしていないペチカにも、その発言がサーヴァントらしからぬものだということは分かった。彼らは彼らなりの願いがあってここへ来た。ならば、聖杯を手に入れようとするのは当然だ。 それをマスターが拒む選択を取るなど、主従関係崩壊の理由としては本来十分すぎる。 ペチカが彼に相談しなかった理由の一つがそもそもそれだ。しかしその不安は、他ならぬ彼の言によって杞憂であったと知らされることになった。 「もちろん、聖杯を手に入れて願いを叶えようというなら協力しましょう。 私にも当然願いはある。それが正しいか間違っているかはさておいて、聖杯が手に入るならそれに越したことはない。 『この私』として呼ばれた以上は、この願いを丸きり不要と切り捨てることは出来ませんから」 「じゃあ――じゃあ、私が聖杯なんていらないって言ったら……」 「その時は、君を聖杯戦争から生きて帰らせることに尽力します」 さらりと言ってのけるそのありようは、優男風の見た目に反して異常なほどの頼もしさがあった。 「迷っているならそれも善し。 昔話はまたの機会としますが、私は本来――ある子どもたちを導いてほしいと願われた身でね。聖杯の獲得にそこまで頓着していない理由も、言ってしまえばそれです。私に願いを託した人は、きっと聖杯の力など望んではいないでしょうから。 ……ただ彼女がもしも今の私を見ていたなら、きっと君のことを『導く』ことを願うはずだ」 だから私は、君が何を選ぼうと、最後まで君のサーヴァントで居続けますよ。 そう言って、アサシンのサーヴァントは笑った。 ペチカはその笑顔に、なんだか心があったかくなるのを感じた。 ――どこか学校の先生と話しているような安心感を感じている。不安がまるきり氷解するとまではいかなかったけれど、少なくともいい方向へ転んだのは確かだと思った。 気付けばペチカはぺこりと小さく頭を下げて、「ありがとうございます」とお礼を言った。 まだ、どうするべきかの答えははっきりと出せていない。……それでも。ちゃんとこの聖杯戦争と向き合って自分なりの答えを出そうと思うことはできた。 「……あ」 そこで。ふと、思い立つ。 「あの……ちょっとだけ、待っていてください」 「?」 ペチカはささっと部屋の奥へ引っ込んだ。 部屋に備え付けられた陶器製のコップをテーブルの上に置いて、宿泊の感想を書くアンケート用紙を数枚握り締める。 それから五分ほど経った。何をしているのか不思議に思ったアサシンが覗き込んだ時には、もう『仕上がって』いた。 「お礼に――その。これ、どうぞ。よかったら飲んでみてください」 「これは……ビシソワーズか」 ビシソワーズ。 北米で愛されている料理で、いわゆるじゃがいもの冷製スープだ。 バターでポロネギとじゃがいもを炒めてからブイヨンを加えて煮、裏ごしして生クリームで伸ばし、冷やす。 そういう工程を経て作られるスープだから、こんな短時間で作ることは本来できないが――ペチカの魔法にそんな手順は必要ない。手で触れて、五分待つ。それだけでいい。 アサシンはそれを受け取ると、少し不思議そうな顔をしてから口に運んだ。 味わった途端――目を見開く。 「これは……」 ――『旨い』。 かつて世界中を股にかけて暗殺業を営んでいた彼は、当然あらゆる食文化を一通りは味わったつもりだった。 しかし、これほどのものはかつてなかったと言っていい。 冷えているのに飲み込む度に身体が元気になっていく。味わいは舌を通じて神経へ幸福感を与え、気付けばもう一口を啜っている。……旨い。天下の殺し屋をして唸らざるを得ないものが、このスープには凝縮されていた。 それを見て、ペチカはほんのり笑った。 自分に出来ることは少ないけれど、少しずつでも探していこうと思った。 その姿はまさしく、正しい形の魔法少女だった。 【クラス】 アサシン 【真名】 死神@暗殺教室 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具B 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 気配遮断:A- サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 専科百般:A 萬に通ずる殺し屋の能力。 戦術、学術、隠密術、狩猟術、話術、医術、武術、馬術、 その他総数32種類に及ぶ専業スキルについて、彼自身の宝具によるブーストも含めてBランク以上の才能を発揮できる。 対英雄:D 時に国家要人すら仕留めてきた逸話の具現。 英雄に値する人物へ攻撃を仕掛ける場合、初撃に限りその耐久値を1ランクダウンさせる。 破壊工作:A 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。 トラップの達人。 ランクAならば、相手が進軍してくる前に六割近い兵力を戦闘不能に追いこむ事も可能。 ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。 【宝具】 『萬の術技』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大補足:1~50人 凡そあらゆる技能技術を会得し、暗躍の限りを尽くした逸話が宝具化したもの。 彼はあらゆる殺し方を極めた暗殺者であるため、様々な武芸を達人の次元で使用することが出来る。 この宝具によって「専科百般」「破壊工作」のスキルも間接的に強化されている。 『反物質・月殺しの種(アンチマター・アースキャンサー)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大補足:1~50人 生前、彼がある機関によって実験動物とされる事で手に入れた、人智を超えた破壊の力。 この状態になったアサシンの気配遮断スキルは大きく低下し、全身から反物質の触手が出現する。この触手の殺傷能力は極めて高く、彼の弱点である耐久力の高い敵へも一定の効果を見込むことができる。 宝具使用時、アサシンはBランク相当の狂化スキルを獲得するが、理性を完全に失う事はない。 ただ狂化の影響で周囲へ目を配る力は目に見えて減退しており――或いはこの宝具を使用している間こそが、最強の殺し屋にとって最大の隙なのかもしれない。 彼自身は進んでこの宝具を使おうとはしない。何故ならこれは、彼にとって忌むべき過去の焼き直しでもあるからだ。 【weapon】 大体なんでも 【人物背景】 地球上で最高の殺し屋と評される人物。凄腕の殺し屋たちを次々と襲撃していくことから「殺し屋殺し」と呼ばれる。「死神」は仇名で本名は不明。神出鬼没、冷酷無比で夥しい数の屍を積み上げ、「死」そのものと呼ばれるに至った男。 仕事の最中に自身の弟子に裏切られたことである研究所にモルモットとして捕らわれてしまい、そこで人体で反物質を生成する研究の実験体として実験の日々を送ることになる。 研究所が自身を始末しようとすると反物質の力を開放して脱走を図る。その圧倒的なスキルと触手により警備員を瞬く間に倒していくが、彼を止めようとしたあぐりが触手地雷に貫かれて重傷を負った事で自分の力を後悔した死神は、彼女の最後の言葉を実行するために自ら弱くなることを望み、作中主人公である「殺せんせー」となった。 【マスター】 ペチカ@魔法少女育成計画restart 【マスターとしての願い】 迷い中。 【weapon】 フライ返し 【能力・技能】 『とても美味しい料理を作れるよ』 どんな材料からでも驚異的に美味な料理を作ることができる魔法。どんな料理でも作れるが、食器は作れない。 また、ペチカ自身が知らない料理を作ることも不可能。 材料を無視して料理を作れるものの、手で材料とするものへ五分触れている必要がある。料理の量は材料の量に比例する。 【人物背景】 本名は建原智香。 かつて「森の音楽家クラムベリー」の試験に参加し、生き残った過去を持つ『クラムベリーの子供達』。 【方針】 まずは生きることに専念。
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ドウェイン・ジョンソンが主演を務める映画「ランペイジ 巨獣大乱闘 DVD 」が5月18日より全国の劇場で公開される。同作は遺伝子実験の失敗により突如巨大化したゴリラ、オオカミ、ワニがスクリーン狭しと大暴れするパニックアクションだ。 1986年に発売されたアーケード・ゲーム「ランペイジ(RAMPAGE)」を実写化したブラッド・ペイトン監督映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』。遺伝子実験の失敗により巨大化した動物たちが暴れまわり、『パシフィック・リム』や『キングコング:髑髏島の巨神』さながらの巨大怪獣パニック・アクションが繰り広げられる。オスマン帝国外伝 シーズン2 DVD 主演を務めるのは、『ワイルド・スピード』シリーズなどのアクション映画で活躍し、2018年4月には『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、9月には『スカイスクレイパー』の公開を控えるドウェイン・ジョンソン。さらに『ムーンライト』で第89回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたナオミ・ハリスらが脇を固める。デッドプール2 DVD なお、日本版ポスターは『レ・ミゼラブル』『アサシンクリード』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』などのコンセプトアートを手掛ける田島光二がデザイン。『ブレードランナー2049』、『パシフィック・リム:アップライジング』にも参加するハリウッドが認める日本人アーティストだ。マッド・ダディ DVD ストーリー ある遺伝子実験の失敗によって、ゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たちが巨大化、凶暴化してしまった。しかも動物たちの巨大化は止まらず、その姿はもはや怪獣と化してしまう。巨大化が止まらない怪獣たちは、ある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断していく。やがて一か所に集結した怪獣たちは、街を舞台に大乱闘を始める。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが、破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。怪獣たちの目的はいったいなんなのか?彼らはどこまでデカくなるのか?人間は地上最強の生物となってしまった怪獣たちの大乱闘を止めることができるのか?『パシフィック・リム』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く、巨大怪獣パニック・アクション!